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第二外国語としての中国語
日本では大学に入るとほとんどの人が第二外国語を選ばないといけない。
そんな僕はちなみにフランス語専攻だったが2年間フランス語を勉強して1〜6くらいまでしか数えられないし、どうやって単位が取れたか今でも不思議である。
そもそも当時の僕はフランス語に興味があったわけではなくいわゆる“響き”で選択してしまっただけである。
ちなみに、僕の高校時代の英語の先生は今だから言えるけど、英語全然できませんでした。
“What time is it now?”を“掘ったイモほじるナ”と何度も僕たちに言わせていました。。。
現在、その第二外国語で一番人気なのは中国語(マンダリン/北京語)、韓国語、そしてフランス語の順になっている(英語は第一外国語になっているのでこれに含まれない)
以前に僕はこのブログで英語が見える世界を広げてくれると言う話をしていた。以下、ご参考までに。
英語が単なるツールであるが最強の武器になる!英語や多言語を身につけよう!
中国語はこれからの時代超重要
今日は中国語も英語と同様見える世界を広げてくれるし今後、生きていく上で重要なツールになると声を大にして言いたい。
現在、中国語を母国語として話す国は、中国、台湾、そしてシンガポール(4つの母国語の1つ)。
それ以外にも香港、マカオ、マレーシアやインドネシア、それ以外の東南アジアでも中国をルーツにもつ華僑のような人たちや、ビジネスマンがおり中国語がよく使われている。
東南アジアの経営者やいわゆるお金持ちは華僑の人が多いので彼らは中国語を話す。
また中国からも企業が進出してきており中国と縁のない人まで高賃金の仕事のために一生懸命勉強している。
世界での中国語スピーカー数と学習者数は?
では中国語を話す人は世界にどのくらいいるのか?単純に中国と、台湾とシンガポールで約12億人いると言われている。
それに東南アジアや世界中にいる中華系の人たちを含め、近年加速度的に増えてきている中国語を勉強する外国人も考慮すると13〜14億人程度いてもおかしくないだろう。
これは全世界の17〜18%が中国語スピーカーということになる。
学校の1クラスが30人くらいだとすると、5、6人は中国語が話せるというイメージだ。
ちなみに日本語は1クラスで例えると0人だ。
日本の中国語スピーカーは?
一方、日本で2019年に中国語検定及びHSKを受けた人は4.6万人で英語を除くと一番多い外国語です。
2番目の韓国語の2倍以上にものぼる。
また日本在住の外国人は2019年6月末時点で293万人。
日本の総人口の約2%です。
その在日外国人の中で一番多いのは中国人でなんと78万人。
全体の27.8%が中国人なのである。
3人に1人が中国人という時代はすぐそこまできている。
インバウンドでも中国の重要性が増す
コロナの影響で今はストップしているインバウンド。
これも直近の2019年のデータがある。
2019年に日本を訪れた中国人は959.4万人で全体(3,384万人)に対して28.4%にあたる。
インバウンド旅行客の消費額で見ると爆買いが治りつつある2019年でも中国人観光客は1.7兆円を日本で消費しており全体の35%が中国人による消費ということになる。
これはあくまでも中国だけの数字を並べただけで台湾とシンガポールの数字をこれに加えるとこの3カ国だけで約半数を占めることになる。
これは驚くべき数字だ!
海外ではチャイナラッシュ
お隣の韓国では中国語を学ぶ人が急激に増えている。
韓国は外国語教育や留学に非常に熱心な国で、今では米国留学する韓国人は日本人の留学生数を遥かに超えている(韓国の人口は日本の半分以下であるが)。
僕が中南米や東南アジアに海外旅行に行くと最近では日本企業よりも中国や韓国企業の進出をよく目にする。
日本は国内にある程度のマーケットがあるのと島国なのでこういうところは少しのんびりしているように見える。
話を戻すと、中国語のニーズは日に日に高まっている。
特に海外にいるとそれを特に痛感する。
日本企業よりも中国企業が元気があるし、中国政府の方が日本政府よりも積極的に海外貢献を名の下にどんどん勢力を拡大している。
日本語よりも中国語を勉強する外国人が圧倒的に多い。
僕はアジア人。でも。。。
最後に僕が10年前に上海に住んでいた時にこういった出来事があったので話しておこう。
10年前なので2010年くらいだったと思う。
僕がまだつたない中国語しか話せない時にバーに飲みに行った。
そこでヨーロッパ人(後で分かったのだがスェーデン人)が僕に流暢な中国語で話してきた。
僕の外見がアジア人だし(中国人だと思ったのかもしれないが)なんとなく中国語で挨拶を交わしてきたのだろう。
アジア人の僕が中国語を話せず欧米人が中国語を流暢にしゃべる。た
またま居合わせた外国人ができただけの話ではあるがこの時に僕は強く思った。
『僕はアジア人だし、漢字もある程度意味は理解できる。欧米人にしたら漢字は象形文字や絵文字みたいなものだろう。
日本人はスタートラインが全く違う。絶対に中国語を学話せるようになりたい!』と。
2020年の現在はもちろん、10年後の2030年になると中国が地政学的にも経済的にも大きな役割を果たすのは間違いない事実だろう。
中国語はますます重要になってくる。
さぁ、未来を見据えて今から行動しよう!