目次
フィリピンに初めて行ったのが2018年3月。
あれから約2年半がたったんですが、かなりどっぷり片足を突っ込んでいるようになりました。
そのうち両足が入っているのもそう遠くない未来だと思います。
なぜなら、フィリピンの永住権SRRV(リタイヤメントビザ)を2020年に取得したからです。
SRRVの取得方法などについてご興味ある方は以前に詳しくお話ししていますのでこちらをご覧ください。
それでは僕がどうして永住権を発行している国がたくさんある中でフィリピンを選んだかその理由を7つお話ししたいと思います。
またこれらはYouTubeでも説明していますが、説明できなかったこともあるのでそれはこちらで補足してあります。
気候
なんと言っても気候です。
日本のように寒いところは考えていませんでした。
僕は日本でも寒いところ出身なので寒いのは慣れっこのようにいつも言われるのですが、寒いのが大の苦手です。
これって北海道出身の人にスキー上手でしょとか、沖縄の人はみんなホリが深いでしょというようなレベルのお話しですよね。
北国なのに家の中も寒いというのは理由にあるかもしれません。
北欧やカナダのように家の中全体が暖房(セントラルヒーティングシステム)であったかいというなら話は違ったかもしれませんが、ウチは冬のあのテレビコマーシャルの間のトイレタイムがとても嫌で仕方ありませんでした。
(廊下がめっちゃ寒いという白い息を吐きながらトイレをしていたのを今でも覚えています。)
とりあえず、次に住むなら温暖なところがいいと思い日本にも近い東南アジアを考えていました。
また、気候に関連するのですが、花粉症から逃れたかったというのも理由です。
春の花粉症と冬の静電気ほど嫌なものはありません。
海とビーチ
次に東南アジアの温暖なところにいくのならせっかくなら海やビーチが綺麗なところがいいと思いました。
ビジネスがしやすい雑多な都会がいいとも思いましたが、ネットがある今の時代海の近くでも仕事はできるし、仕事の時だけ都会にいくという生活をしたかったのです。
今はその逆の都会に住み、海をみたい時に行くという生活をしていますが人生は一度きりです。
逆のパターンの生活を一度してみたかったということです。
また、東南アジアの中でもフィリピンは特に綺麗なビーチがたくさんあります。
外国人観光客が増えてきていると言ってもフィリピン全体で800万人ほどであり2007年の日本と同じくらいです。
(2019年コロナ前の訪日外国人数は約3,200万とフィリピンの4倍です。)
フィリピンにはまだまだそのままの綺麗な海やビーチが残されているのです。
物価
そして生活にとても大切なのが物価です。
日本よりも安いところでより快適な生活をしたいとみなさん思いますよね。
考えることはみなさん同じです。
限られた年金や家賃収入で生活ができる、そして将来お金の心配をして生きていたくない。
このブログをみている大半の方がそう思っていると思います。
シンガポールを除けば東南アジアは物価が日本よりも安いです。
が、バンコクやジャカルタ、マニラなどは物価が上がってきているのでそれ相応のレストランに行けば日本と変わらなかったり日本より高かったりするのでご注意ください。
でも現地の市場に行って自炊をしたり交通費にお金をかけなければかなり生活費は安くすみます。
ましてマニラのような首都ではなく少し田舎に行けば日本の1/3 や1/4の生活費で過ごすことも可能でしょう。
僕の場合はマニラで外食もほぼ毎日してコーヒーも毎日スタバのようなところで飲んだり、タクシーに毎日乗っていたので生活費は日本と変わりませんでした。
物価が安いところに行って快適な生活をすると僕みたいなケースになるので財布の紐にはお気をつけください。
治安
そして物価以上に大事なのが治安です。危ないところに誰もいきたいと思わないですよね。
僕がジャマイカに行った時は銃声が聞こえたり、叫び声が聞こえたりと震えながら寝た記憶があります。
そんな生活は誰もしたくないので、治安は移住を考える上で重要な要素になってきます。
ではフィリピンは安全かというとそうではないという声が聞こえてきますし、おっかないニュースがよく流れてきます。
ご本人が現地に行って安全かどうか判断するというのが一番よろしいかと思います。
僕の場合フィリピンは思ったより安全だったと感じ、合格点ギリギリセーフだったというところです。
危険なところ、そしてスリなどはたくさんいますので声を大にして安全ということはできません。
でも自分の身は自分で守るという努力をすればその合格点ギリギリまたは頑張れば7割ぐらいまで持っていけるのではないでしょうか。
日本のように財布がなくなっても交番に行けば戻ってきているというようなところは世界を探し回っても日本くらいしかありません。
日本が特別なだけなんです。
英語
東南アジアでも流暢に英語を話す国だという点も僕の中では大きな要因です。
今からベトナム語やインドネシア語でビジネスとなると少し気が重いなと思っていたのでフィリピンなら英語で通用するかと安心してきました。
もし子供や家族ができても英語圏での生活なら子供も英語を学べるし、家族も英語を学べるし、シッターさんとも英語で会話ができれば意思疎通も取りやすいので助かります。
言葉の壁が1番のストレスで母国に帰りたくなってしまうんですね。
フィリピンはそういう意味ではアジアでもシンガポールの次に英語が上手な国だそうです。
僕の中ではシンガポール人よりフィリピン人の発音の方がまだいいと思います。
シンガポールはシングリッシュ(シンガポールなまり英語)でアクセントが強すぎるのが難点です。
でも中国語も学びやすい環境という意味ではシンガポールに軍配が上がりそうですね。
余談になりますが、フィリピン人は英語ができるのですがタガログ語やビサヤ語もできますかと僕のように住んでいる外国人にいつも聞いてくるんです。
住んでるとなると母国語を話してて欲しいという気持ちと、やはり現地の母国語が第一でその次に英語という彼らの言語スタイルも僕にとっては新たな発見でした。
人口
海外に行くとその国が成熟した国なのか発展していってる国なのか肌身で感じることができます。
成熟していても豊かな国、衰退していってる国もあります。
発展途上でエネルギーがあり、次のミニ中国のようになる国やずっと政治家や官僚、一部のお金持ちだけが私服を肥やし発展しない国もあります。
僕はフィリピンにいった時に子供や若者が圧倒的に多く、今でも5、6人子供を産んでいるというフィリピン人は少なくないことに驚きました。
日本では今、子供が2人いると言ったらすごいと言われるくらいですし、僕の地元なんかは老人ばかりで子供を探す方が大変です。
フィリピン人は家族を養うために海外に出稼ぎに行くことは当たり前です。
この若年層の人口増加は経済発展にも必ず寄与しますし、将来フィリピンマーケットを目指して外資もどんどん入ってくることがもうすでに想像できます。
経済
経済発展は人口増加と密接な関わりがあります。
人口が多いところにエネルギーがあり、そこに経済発展もついてきます。
経済発展があるところにビジネスチャンスや投資チャンスもあります。
有能な人材は今は外貨獲得のために流出していますが、今後はフィリピンマーケットで1番になるために多くの有能人材も戻ってくるでしょう。
僕のようにバブル時代に学生であまりいい時代を経験していない世代としては、人生で一度は経験してみたいバブルや好景気。
それなら日本で次の好景気を待つのではなく、海外に出てその好景気の波に乗る方が早いのではないかと思い海外にいつも足を運んでいます。
海外を選べるようになれば、生きている間にその好景気やバブルの波に1度とは言わず2度3度と乗れるかもしれません。
しかも僕たち日本人はバブルが必ず終わることも知っています。
経済のウェーブに乗りお父さんたちが経験した良い経験をしながら早くその波から降りる練習もしないといけませんね。
これら7つの理由を今回は上げましたが、それ以外にも税金やお金の持ち出しが簡単かどうか、海外不動産はインカムゲイン狙い、キャピタルゲインもいけるのかなど少し難しいテクニカルな話もあります。
これに関してはまた追々お話ししたいと思いますが、なんと言っても自分の大切な人生の数年または数十年をそこで過ごすことになるわけですから、情報収集をしてそして最後は現地に言って数ヶ月自分で住んでみるのがいいと思います。
それが何よりも一番いい方法であることはいうまでもありません。