フィリピンのここがすごい!①人口編

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みなさん、こんにちは。

海外ザムライの(CEZ:Chief Executive Zamurai)チーフエグゼクティブザムライのヨージです。(冗談です)

今日から何回かに分けてフィリピンの可能性のすごさをお話ししていこうと思います。 僕のようにフィリピンが好き、フィリピンで住みたい、フィリピンに英語留学したい、フィリピンで投資したい・ビジネスしたいという方はぜひ参考に読んでみて下さい。 

今回のテーマは人口です。

これについて日本やVIP(V:ベトナム、I:インドネシア、P:フィリピン)と言われる東南アジアの成長国と比較しながらわかりやすくお話ししていこうと思います。

現在、Worldometer2020によると日本の人口は約1億2,600万人であり世界で第11位です。一方、フィリピンは約1億1,000万人で世界第13位となっています。そんなに大きな差はないですよね。

人口を考える上でとても大切な国土面積はというと日本の国土面積が36万平方キロメートルに対して、フィリピンは30万平方キロメートルと日本の約85%と国土面積は少し小さめです。

日本の四国、九州、沖縄をスッポリなくしてしまった日本とイメージすればわかりやすいかと思います。

これで人口も面積も日本を少し小ぶりにしたイメージを持っていただけたかと思います。

フィリピンと日本の人口の決定的な違い

ここから本題に入っていきます。City Population.deによると世界227カ国中、日本はモナコに次ぐ超高齢国家でその平均年齢はなんと48.6歳(世界第2位)

世界第1位のモナコはお金持ちの国というイメージがありますが、世界中のお金持ちを集めたからか55.4歳と驚くべき超高齢社会です。

一方、フィリピンは世界166位の24.1歳

ちなみにベトナムは31.9歳(世界第112位)でインドネシアは31.1歳(世界第116位)です。

そう、フィリピンはアジアでもスーパー若い国なんです。

東南アジアでフィリピンより若い国はラオスの24歳とほぼフィリピンと変わりません。

100人の49歳のグループと100人の24歳のグループを想像した時にどちらが10年後いろいろな可能性があるでしょうか。なんて考えてしまうのは僕だけでしょうか。

 

首都の人口比較

では、東京23区とマニラ首都(メトロマニラ)を比較してみましょう。

東京23区の人口は960万人で面積は620平方キロメートルです。

一方、マニラ首都も面積は同じ620平方キロメートルに対して1,290万人とかなり人口密度も高くなっていることがわかります。ちなみに東京都内の人口は1,360万人です。

そう考えると、東京の人口7割があの狭い23区内にいるんですね。

首都の人口比較

東京(日本)      1,360万人

マニラ(フィリピン)  1,290万人

ソウル(韓国)     1,030万人

ジャカルタ(インドネシア) 960万人

ニューヨーク(アメリカ)  860万人

ホーチミン (ベトナム)  840万人

引用元:Citymayors.com

現在のVIP首都人口を1970年と比較

東南アジアの首都も50年前は中都市レベルだったのですが、急激な成長を遂げてきています。以下のテーブルをご覧ください。

人口(1970年) 人口(2020年) 増加人口数 人口増加率
マニラ 350万人 1,290万人 940万人 +369%
ジャカルタ 390万人 960万人 570万人 +246%
ホーチミン 200万人 840万人 640万人 +420%

わかりやすいように50年単位でみてみましたが、10年単位でも違いが見て取れます。5年後、10年後に世の中がどうなっているかを想像して僕は何をすべきかを考えるようにしています。

 

首都経済圏の人口比較

もう少し広い経済圏(日本でいう1都3県)人口でみてみると、マニラ経済圏は近い将来、韓国のソウルやアメリカのニューヨークとほぼ同規模人口になることがみてわかります。

首都圏(経済圏)人口

東京 (日本)      3,800万人

上海 (中国)      3,400万人

ジャカルタ(インドネシア)3,020万人

ソウル (韓国)     2,560万人

ニューヨーク(アメリカ) 2,400万人

マニラ (フィリピン)  2,270万人

ホーチミン (ベトナム) 1,000万人

引用:http://www.citymayors.com/statistics/largest-cities-population-125.html

このようにジャカルタ経済圏とマニラ経済圏が東南アジアの巨大2大都市として成長していくことはほぼ間違いないでしょう。それを補うデータとして出生率をみてみると、

出生率

 フィリピン    2.58人 (世界75位)

 インドネシア   2.31人 (世界92位)

 ベトナム     2.05人 (世界112位)

 日本       1.42人 (世界183位)

 韓国       0.98人 (世界202位)

 世界平均     2.42人

 ニジェール    6.91人 (世界1位)

 (引用 Globalnote https://www.globalnote.jp/post-3758.html

この出生率をみると今後数十年の人口推移はある程度わかるのではないでしょうか。

フィリピンはベトナム、インドネシアよりも出生率が高く、東南アジアでも世界平均を超えている数少ない国の1つです。

僕が驚いたのは、韓国が202カ国中202位の最下位ということです。

子供の数が多いということが良いというつもりはもっぱらないですが、韓国では1人の女性が平均で1人の子供も産まなくなってきているという事実を知り驚きました。

日本のベビーブーム時代

みなさん、日本のベビーブーム時代にあった最高出生率はいつでどのくらいだったかご存知でしょうか。

調べてみたところ、1940年代の第1次ベビーブーム期には出生率4.3人を超えていたということです。

この数字は今のミャンマーの数値とほぼ同じなので、日本人がミャンマーに行くときにそのことを頭に入れながら物事をみてみるのも良いかもしれません。

出生率だけどをみていると世界の出生率を圧倒的に牽引しているのはアフリカ諸国で2050年ごろにはアフリカ大陸は巨大経済圏になっているでしょう。

もちろん、出生率や人口だけで全てを語ることはできないですが、ビジネスや投資をする時に頭に入っていないといけない数字ですし少しは役に立つだろうと思いながら話を進めていきたいと思います。

話は日本に戻りますが、日本は1日なんと1,000人づつ人口が減っていっています。

毎日1,000人づつ減り、年間36万人減っていくという計算になります。

これは生まれてくる子供の人数から亡くなっていく人数を引いた数なので実際の死亡者数自体はもっと多いでしょう。

日本は2009年にピークを迎え1億2856万人に到達して以降右肩下がりが続いており、政府が大きな政策転換をしても効果がない限りはこれがずっと続いていくことになります。

驚くことに2050年には1億580万人と今のフィリピンの人口よりも少なくなり、2100年には日本の人口は7,500万人になると言われています。この数字は今のタイを少し大きくした規模感です。

きっとその頃には海外進出を目指してビジネスモデルを考えておかないと厳しい時代になっているかもしれません。

引用元:https://www.populationpyramid.net/japan/2020/

 

一方、フィリピンは現在1日4,000人づつ人口が増えていっている計算です。

Population pyramid.netによると今から9年後の2029年にはフィリピンは日本の人口を追い越してしまいます

参考までにいうと、インドネシアは1日8,000人づつ増えていっており、ベトナムは1日2,000人づつ増えていっています。

引用元:https://www.populationpyramid.net/philippines/2020/

各国の人口のピークはいつだったのか?

日本の人口のピークは先ほども述べたように2009年で、それ以降は毎年微減の状態が続いています。

Population Pyramidによるとベトナムは2054年がピークでその後に人口減少傾向に入ります。

インドネシアは2067年。

なんとフィリピンはこれらの国の中では一番遅い2075年に人口のピークを迎えます。

どこの国も経済成長し豊かになると通る道なのかもしれません。

世界の人口も論外ではありません。UN(国際連合)の発表でも正確な年数は出ていませんが、2100年以降のある地点から世界人口は減り始めると予測されています。

昨今、世界人口が増え続ける大きな要因はアフリカ大陸、中東、中央アジア、ソロモン諸島の人口急増に起因するものですがこれらの国も出生率は昔と比べると確実に下がってきています。

ニジェール女性は平均で6.7人の子供を今でも産んでいますが、1984年には平均7.9人の子供を産んでいました。

過去にはイエメンの平均出生率が8.8人(僕が調べる限り世界最高出生率)だったそうですが、今では平均出生率が3.7人にまで下がっています。

フィリピンの巨大マーケット

今回は、フィリピンの人口を東京、インドネシア、ベトナムの事例と比較しながらお話ししました。

東南アジアの中で人口が今後も長期的に増えて行き、大きなマーケットとして期待されるフィリピン、そしてその首都マニラ。

日本からはユニクロ、メガネのJINS、ダイソー、丸亀製麺などがこの巨大マーケットを狙いどんどん店舗数を増やしてきています。

今から車や、カバン、洋服など買ってみたいものがたくさんある若者が数え切れないくらいいます。

週末のモールのエスカレーターなんかは並んで乗ることもあります。エレベーターではなくエスカレーターも行列です。

日本人はもう所有することに飽きていたり、今さらルイヴィトンやロレックスを欲しいと思わない人が増えてきています。

家も一生家は賃貸で良いと思っている人もたくさんいるでしょう。

でもフィリピン人は今からこういったものをどんどん買いたいのです。

これはどの国も必ず通る道だと思います。

日本も中国も以前はそうでした。

僕も今はフィリピンに居を構えながら毎日若者がどんなものを買っているのか、どういったお店が行列になっているのか、どのくらいの人がスマホを持っているのかなど観察しながら毎日過ごしています。

僕は中国にも4年住んでいたので、中国が通ってきた道を想像しながらフィリピンにも同じことが起きるのかどうか仮説を立てながら人間ウォッチをしています。

これがまたとても楽しいのです。

皆さんも、機会があればぜひフィリピンのビーチだけではなくマニラやセブのショッピングモールなどもみてみてくださいね。

ビーチも良いですが、都市のあの雑多な雰囲気がなんとも言えません。

きっとあのフィリピン人のエネルギーに圧倒されると思います!

フィリピンのローカルな街並み。見渡す限り人混みとトライスクルでぎっしりです。
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