フィリピンで今後注目のオンラインショップ6選!

目次

今日はフィリピンのオンラインショップ市場で注目の6つのサイトを厳選してご紹介したいと思います。

フィリピンの人口は今後も増え続け2023年には日本の人口を抜き去る予定です。

また、コロナがあり今は厳しい状況にありますが2021年ごろからはまた回復傾向に向かうとみられ、経済の高成長、そしてオンライン市場も急成長していくことが予想されています。

もしまだ前回ブログをみていない方は先に前回ブログ『フィリピンのここがすごい!⑤ネット通販編』をまずご覧ください。

もしこれから留学、就職、ビジネス、移住のためにフィリピン行きを検討しているという方のために今フィリピンで注目の6つのオンラインショップをピックアップしましたのでご覧ください。

Lazada

www.lazada.com.phよりスクリーンショット

Lazadaはシンガポールを本拠地にしているグローバルなEコマースの会社です。

現在は中国のアリババを親会社に持っていますが、元々はドイツのロケットインターネット社が2012年に設立したスタートアップ企業です。

まだ会社ができてから10年も立っていないのですが、フィリピン、タイ、マレーシアでは1番の人気オンラインショップで、シンガポール、インドネシア、ベトナムでもすでに展開しています。

すでに東南アジアで年間5,000万人以上のアクティブバイヤー(購入者)がいるそうです。

フィリピンではフィリピン1の大富豪ヘンリーシーさんが率いる巨大コングロマリオットSMグループが商品を売ることができるようになったそうで今後もフィリピン人中間層にどんどん広がっていくオンラインショップです。

Similar Web: フィリピン9位、4,000万人(2020年6月サイト訪問者数)

Shopee

mall.shopee.phからスクリーンショット

Shopeeは2009年にシンガポールで設立されたオンラインゲーム会社でした。そして2015年にShopeeとしてEコマースに進出。

Lazadaと同じように東南アジアと台湾にも展開しています。

このShopeeを運営しているのはナスダックに上場しているSea LTDという会社です。

2018年には5,000万人のアクティブユーザーを獲得。

2017年に50億円の売り上げだったのが2019年には680億円と急成長しているオンラインショップです。

フィリピンでは世界的に有名なボクサー、パッキャオを広告塔にテレビ広告に力を入れていました。

フィリピンLazadaがサイト訪問者が毎月3,200万に対してShopeeは1,600万人と半数ほどのサイト訪問者です。

しかし、Shopeeは低価格を売りにしておりオンラインショップの王者Lazadaにすごい勢いで迫ってきているそうです。

Similar Web: フィリピン2,433位、20万人(2020年7月サイト訪問者数)

 Carousell

www.carousell.phからスクリーンショット

Carousellはシンガポールを拠点にするEコマースの会社で東南アジア、台湾、オーストラリアやニュージーランドと幅広く展開しています。

2012年に3人の若者がスタートしたスタートアップ企業です。

この3人はシリコンバレーでインターンシップを終え、FacebookのマークザッカーバーグやTwitterのジャックドーシーに影響を受けてこの Carousellを小さな1部屋から始めたと言います。

そして日本の楽天ベンチャーズやインドの投資会社セコイアキャピタルから150億円以上の投資を受けて時価総額は今や550億円とも言われています。

2019年にはフィリピンでOLXフィリピンというオンラインショップを60億円で買収しています。

Carousellは最近、不動産販売や中古車販売にまで商品を拡大し、上位2社と差別化を測っています。

Similar Web: フィリピン70位、410万人(2020年5月訪問者数)

Zalora

www.zalora.com.phからスクリーンショット

Zarolaも2012年にLazadaを立ち上げたドイツのロケットインターネット社とスェーデンの投資会社が設立しました。

東南アジアと台湾、香港にも進出しています。

このZarolaはアパレルやシューズにフォーカスをしながらオンラインビジネスを拡大しています。

上記の2サイトと一線を画し低価格で勝負ではなく、ブランドや洗練されたデザインで高所得者層をターゲットにしています。

ファッションやライフスタイル、美容情報をブログで発信しておりイメージとしては日本の『VOGUE』や『GQ』あたりを目指しているのかなと個人的には感じました。

Banana RepublicやGAP、化粧品ではロレアルなど欧米系高級ブランドを取り扱っており、Sephoraのオンラインショップなどと競合しています。

Similar Web: フィリピン211位、130万人(2020年5月サイト訪問者数)

Metrodeal

www.metrodeal.comからスクリーンショット

Metrodealはフィリピン大学の卒業生Ralph Wunschさんが設立した会社で、2015年の早い段階で日本のトランスコスモスに約30億円で売却したというニュースがありました。

レストランやスパ・マッサージ、アクティビティーなどの商品を揃えておりTripAdvisorや日本でいうグルーポンのフィリピン版のように見えます。

日本の会社が親会社であると前面に出ていないため、フィリピン人の間でもそこまで浸透していないようです。

またレビュー機能もなく、見やすさ及び安心感を与える上でもう一つ物足りなさを感じてしました(個人的見解です)。

日本企業が投資しているので、ぜひ今後頑張って欲しいです!

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beauty manila

beautymnl.comからスクリーンショット

BeautyMNLはTaste Central社が運営しているオンラインショップで女性の美容、ファッション、健康、母と子供などを軸に運営しているサイトです。

上記サイトと競合しないニッチなマーケットをターゲットにしています。

Zarolaとも一線を画し、中程価格帯のラインアップを揃え、フィリピンで生まれたオンラインショップということを強調しています。

確かにフィリピンの巨大Eコマースの多くのほとんどがシンガポールおよび中国資本の会社です。

2017年にはフィリピンの財閥ゴーコンウェイさん率いるロビンソングループに20%の株を売却し、資金力もアップしました。

2018年にはマニラでオフラインで商品を購入できるハブパートナーを増やし、2019年にはマカティのGloriettaで1号店のポップアップショップがオープンしました。

オンラインとオフラインの両方に力を入れて行っている印象です。

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まとめ

上記以外にも、不動産の賃貸サイト、家電販売のサイトなど多義にわたる分野でネットショッピングが盛り上がってきています。まだまだこの戦いは始まったばかりです。

日本企業もシンガポールや中国企業と戦っていけるい企業があると思いますが、まだまだ飲食やアパレル企業がほとんどです。

資金力とスピード間では正直、中国やシンガポール企業に勝てないかもしれません。

しかし、親日国でもあるフィリピンで日本の得意分野でもブランド力や商品力を上手く掛け合わせてこのマーケットで頑張ってくれる企業がそろそろ出てくることを願っています。

僕もこの分野には注目していますし、チャンスがあればすごくニッチなマーケットで参入したいと思っています。

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